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松本浅間温泉旅館「松本あさま温泉」ホテル玉之湯
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2009.01.01 (Thu)

小さな玉手箱  手仕事屋きち兵衛

先日、結婚したばかりの若い二人が、新婚旅行から帰って来ました、と挨拶に来てくれた。わたしは二人を、マジ君、エガオちゃんと呼んでいるのだが、その名の通り、彼はとても真面目な好青年で、彼女は笑顔の美しいきれいな娘さんで、二人は初対面の時からそうだった。

 わたしがマジ君と知り合ったのは、妻が車を買うことになり、彼の店に寄った時からだ。その時の彼の接客ぶりと仕事ぶりに、すっかり感心させられて、今の車を買ったのだが、その車がこの十二月に初めての車検となり、彼の世話になったのだが、その誠実な対応ぶりは以前と少しも変わっていなかった。エガオちゃんとは、今から十年程前に、玉の湯のフロントで初めて会った。その時は、色白の頬にまだほんのりと紅を残した可愛いい娘さんだったのだが、その愛らしい笑顔は今でも魅力的なままだ。

 その後、わたしは車座のコンサートに二人を誘い、「お互いに、結婚を意識しながら付き合ってみたらどうだい?」と紹介したのだが、それから二人は二年を経て、今年の十月に結婚した。

 「幸せかい?」と聞くと、「ハイ!」と口を揃えて答える二人は、わたくしのことを愛のキューピットのように思ってくれているようだが、わたしはそうは思っていない。本当はわたしが二人を会わせたのではなく、二人がわたしをして二人を会わせたのだと思っている。それは、二人は別々な所に生まれ、それぞれの人生をくぐり抜けながら、マジ君はマジ君となり、エガオちゃんはエガオちゃんとなり、自分を作り上げ、二人は直接に出会うことはなかったのかも知れないが、それぞれがわたしと会った時にわたしを動かし、二人の力がわたしをして二人を結び付けたのだと思う。二人が若し今のような二人でなかったとしたら、わたしは動かされていなかっただろう。そうして動かされたことで、こうした幸せもやって来てくれたのだが、おかげで、偶然にもわたしの車と妻の車の車検が同じ十二月となってしまい、今年の暮れは我が家もまた金融危機となってしまった。


 実を言うと、わたしは初対面という場面がとても怖い。それは、その一瞬にその者の全てが出ていると感じるからだ。最初に見せるその表情に言葉に態度に、その者の心根や意識や人柄が、先入観を持てないからこそ現われてしまう気がするからだ。わたしは小さい頃から人見知りが激しいと言われ、大人と成った今でも、とっつきづらいと時々言われるのは、いつもそんな怖さを拭えないでいるからかも知れない。


 人生は出会いだ、とはよく言われることだが、いつ、どこで、どんな初対面があるか分からない。そして、それがどんなチャンスになるやかも知れない。だからそのためには、いつも感じの良い人で居なければならないと思う。そうは思いながら、今年もまたわたしは反省をしている。一つ、わたしは丁寧だったろうか。一つ、わたしは親切だったろうか。一つ、わたしは礼儀正しかったろうか。この三つを満たした感じの良い者になっていただろうか。そうして、いつか感じの良い爺さんに成りたいものだと思う。
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22:38  |  手仕事屋きち兵衛さんのコラム  |  コメント(0)

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